4. 障がい者の雇用、年々増えている「どんな産業で雇用が多い?」
障がい者雇用は年々進展しており、民間企業に雇用されている障がい者の数は、法定雇用率の段階的な引き上げといった国の施策も背景に、令和6年には67万7461.5人となり、21年連続で過去最高を更新しています。(現在の法定雇用率は2.5%)特に実雇用率は2.41%で、13年連続で過去最高を記録しました。
※実雇用率とは、法定雇用障害者数の算定の基礎となる労働者数に対して、企業が実際に雇用している障がい者の割合
民間企業で雇用されている障がい者の内訳
- 身体障がい者:36万8949.0人(対前年+2.4%)
- 知的障がい者:15万7795.5人(対前年+4.0%)
- 精神障がい者:15万717.0人(対前年+15.7%)
すべての障がい種別で前年を上回る結果となりました。中でも、精神障がい者の増加率が最も高いという特徴が見られます。
4.1 産業別の実雇用率
産業別の実雇用率を分析すると、「医療、福祉」が3.19%で最も高い水準です。その他、主な産業の実雇用率では、「生活関連サービス業、娯楽業」が2.50%、「製造業」が2.37%など続いています。

