4. 提出期限に間に合わなかったらどうなる?
「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)
出所:日本年金機構「「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)」
「年金生活者支援給付金請求書」に記載されている提出期限は「9月30日」です。
うっかり提出を忘れてしまい、焦っている方もいるかもしれません。
しかし、期限を過ぎても手続きは可能です。2026年(令和8年)1月5日までに提出すれば、2025年(令和7年)10月までの3カ月分をさかのぼって受け取れます。
一方で、2026年1月5日を過ぎてしまうと、2025年10月分から2026年1月分までの給付金は受け取れません。
また、給付金は提出した月の翌月分からしか支給されないため、提出が遅れるほど受け取れる金額が少なくなってしまいます。
なお、一度受給が認められた方で、翌年以降も支給要件を満たしている場合は、基本的に再申請の必要はありません。
忘れずに手続きを済ませ、確実に受け取りましょう。
5. まとめ
年金生活者支援給付金は、年金を受け取っている高齢者のうち、所得や世帯状況が一定基準以下の方を対象とした「申請が必要な給付金」です。
請求書に記載された期限を過ぎても、2026年1月5日までに提出すれば、過去3ヵ月分をさかのぼって支給されます。
一方で、この期限を過ぎると対象期間分の給付を受け取ることはできません。
また、提出した月の翌月分からしか支給されないため、提出の遅れがそのまま受給額の減少につながる点にも注意が必要です。
年金通知書や請求書を確認し、まだ提出していない方は早めに対応しておきましょう。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
- 日本年金機構「「年金生活者支援給付金請求書」の提出をお願いします!(令和7年度版)」
- 日本年金機構「65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する方」
- 厚生労働省「年金受給者のみなさまへ 年金生活者支援給付金」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
- 日本年金機構「手続きが遅れると年金生活者支援給付金は受け取れなくなりますか。」
加藤 聖人