3. 生命保険、見直しは「今の自分」に合わせて

今回の記事では、2023年度のデータに基づき、どの世代がどのような生命保険を選んでいるのかを解説しました。まず、50歳代や60歳代以上の層で新契約の契約比率が増加しているという傾向がわかりました。

保険の種類別に見ると、全世代で医療保険やこども保険などを含む「その他」の割合が半分以上を占める結果となっています 。さらに細かく見ると、20歳未満から40歳代の層では定期保険が選ばれる一方、50歳代・60歳代以上の層では終身保険(定期付きを含む)の割合が多いという、世代による明確なニーズの違いが明らかになりました 。

保険は年齢やライフスタイル、家族構成によって必要な保障内容が変わるものです。特に50歳代・60歳代以上の契約が増えている現在、保険を「みんなが入っているから」という理由ではなく、「今の自分」に合った保障になっているかを、「見直す」だけでなく「新たに加入する」という選択肢も視野に入れて、今一度確認してみることをお勧めします。

参考資料

村岸 理美