季節柄、2020年卒業の大学生を対象とした就職活動の話題を耳にするようになってきました。学生によっては、試験もおわり、業界研究や企業研究に時間を費やしているというケースも多いのではないでしょうか。シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。今回はその中でも慶應義塾大学・経済学部の卒業生が就職する企業について、有価証券報告書をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近の株価動向について見ていきましょう。
経済学部卒業生の上位企業ランキング
慶應義塾大学が発表した2018年4月現在の同大学経済学部を卒業した上位20社の就職先は以下の通りです。
- みずほ銀行:32人(9人)
- 三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行):27人(8人)
- 東京海上日動火災保険:23人(10人)
- 野村證券:22人(4人)
- アクセンチュア:18人(7人)
- 三井住友銀行:15人(1人)
- 新日本有限責任監査法人:14人(4人)
- SMBC日興証券:13人(5人)
- 三井住友海上火災保険:13人(5人)
- みずほ証券:11人(1人)
- 三井住友信託銀行:11人(2人)
- 三菱UFJ信託銀行:11人(1人)
- 日本航空:10人(4人)
- 大和証券:9人(0人)
- 明治安田生命保険相互会社:9人(0人)
- 有限責任あずさ監査法人:9人(1人)
- 有限責任監査法人トーマツ:9人(3人)
- アビームコンサルティング:8人(0人)
- りそなホールディングス:8人(0人)
- 三菱商事:8人(2人)
- 商工組合中央金庫:8人(2人)
- 損保ジャパン日本興亜:8人(2人)
- 電通:8人(4人)
- 東京都:8人(3人)
- 日本政策金融公庫:8人(3人)
※カッコ内は女子で内数
就職先企業の特徴と主な就職先企業の業績と株価
慶應義塾大学経済学部を卒業する学生が就職する先の特徴として、金融機関や商社が多いというのは大きな特徴でしょう。
今後フィンテックやインシュアテックと呼ばれるテクノロジーによって、人によって行われてきた業務が機械に代替されるという可能性が高まる中、「なぜ金融機関がここまで人気なのか」も不思議に思われる方もいるかもしれません。
また、労働集約的な職場である監査法人コンサルティング会社、また東京都などという就職先も目を引くかもしれません。