先日は今年5回目の年金支給日がありましたが、次回は12月15日(月)で今年最後になります。そんな年金支給日に対象者になると支給される給付金制度、年金生活者支援給付金をご存知でしょうか。基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たした場合に、年金に上乗せして支給されるものです。ただし、自動で受け取れるわけではなく、申請手続きが必要です。
今回は、2025年度の最新データをもとに、「老齢年金生活者支援給付金」の支給要件や金額、申請方法などをわかりやすく整理していきます。
1. 年金生活者支援給付金には3種類ある
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。