7. 年金相談は家族や友人が代行可能?
年金受給に関して疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、最低限知っておきたい「年金についての基本」を説明します。
7.1 Q 家族や友人が代わりに相談に行けますか?
→A 本人が年金の相談に行けない場合、家族や友人が代わりに相談することは可能です!
代理の方が相談に行く際には、以下の書類が必要です。
- 本人の委任状:日本年金機構のウェブサイトから「年金相談・手続き委任状」をダウンロードできます。
- 代理人の方の本人確認ができる書類:運転免許証、パスポートなど。
ただし、個人情報を含む年金相談には、本人(委任者)の基礎年金番号が必要です。
8. まとめにかえて
本記事では、ライフコース別の年金受給額について解説してきました。
老後受け取ることのできる年金額は、それまでの生活スタイルによって異なります。
まずは自分の働き方に一番近いライフコースを参考に受給できる年金額を想定しましょう。
老後への資産形成を考えている方は、公的年金をベースに必要な準備資金を考えていくと資産形成のプランを考えやすいです。
残りの期間と必要金額から手段を考えていきましょう。資産運用で効率的に準備する方法も有効です。
参考資料
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」II 各種世帯の所得等の状況
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 政府広報オンライン「年金の手続。国民年金の第3号被保険者のかたへ。」
- 日本年金機構「国民年金の第3号被保険者制度のご説明」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 日本年金機構 年金Q&A「本人が年金の相談に行けないとき、家族や友人が代わりに相談に行ってもいいですか。」
- 日本年金機構「記入例 委任状」