シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はコーヒーチェーン店「コメダ珈琲」を運営するコメダHD(3543)の、2019年1月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年2月8日に更新されたコメダHDの2019年1月の既存店売上高は、対前年同月比で108.5%とプラス成長となりました。なお、客数・客単価の内訳は開示されていません。

また全店売上高も114.2%とプラス成長となっています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、2019年2月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。

今期は3~5月の3カ月がマイナス成長となったものの、6月以降は8カ月続けてのプラス成長を維持。10月~12月は110%を超える成長が続きましたが、1月は108.5%となりました。それでも上期は平均103.2%の成長であり、下期は全ての月で上期平均を上回る数字となっています。

また全店売上高は今期全ての月でプラス成長。既存店同様、10月~12月は118~119%の高い成長を見せ、1月は114.2%という結果でした。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

2018年は、上昇トレンドの中で10月以降は高値2,400円が意識される値動きになりました。しかし12月後半に下落し、一時2,006円までになりました。その後は徐々に上昇し、現在は2,100円前後の取引が継続しています。

既存店、全店いずれの売上高も堅調に推移しており、12月に下落した株価の復調が期待される状態と言えるのではないでしょうか。

コメダホールディングスの過去1年間の株価推移

参考データ:2019年2月期 FC向け卸売売上前年比・総店舗数

LIMO編集部