乳幼児は大人ほど抵抗力がなかったり、集団生活でウイルスをもらい合ったり、なにかと体調を崩すことがあります。日本ではまだ、子どもが体調不良になると母親が看病をする家庭が多いでしょう。しかしママがメインで看病するからといって、パパに関係がないものではありませんよね。それなのに協力してくれない、他人ごとのような態度の夫にイラっとしたことはありませんか?

ママだって医療のプロじゃない! パパも少し興味を持って…

まずは、ママたちの怒りのエピソードから見ていきましょう。

「子どもが体調を崩したとき、咳の音がなんだか変で…いろいろ調べるほど不安になって、もし私が心配していた症状だったら早めの診察がカギだし、夜中でも病院を受診したほうがいいのか迷ったことがあったんです。主人を起こして相談しても、『ん~大丈夫じゃない?』のひとこと。もちろん主人は、夜中に起きて子どもの様子を確認することもしませんでした」

「娘と私が同時に嘔吐下痢をしたとき、私の熱も高く動けなかったので主人に買い物をお願いしました。しかし買ってきてくれたのは、パンやゼリーばかり。固形物は食べられないし、ゼリーは下痢をひどくすると聞いたことがあって子どもに食べさせるのが不安でした。それをやんわり伝えると『俺そんなの知識ないもん』と言われ…私だって知識はないけど、子どもが体調を崩すたびに一生懸命調べたり病院で聞いたりしてるんだよ! 食べられるものぐらい、お得意の検索で調べてよ!と心の中で怒りました」

多くのママが医療の知識がない中、子どもの体調不良に必死に対応しています。そんなとき夫が無神経に発する「俺はよくわからない」という言葉は、ママのイライラを増長させるでしょう。

さらに医療の知識がなくネットで情報収集しているママこそ「合併症が怖いって書いてあったけど…この症状はまだ合併症を引き起こしてないのかな?」とか「胸がベコベコするような呼吸って書かれても、よくわからない…ベコベコしているようにも見えるし大丈夫なのかな?」と不安になることも。そんなとき夫がのんきにしていると、「この感染症の怖さをきちんと知らないからよ」と怒りがわくものです。

夫婦が二人でむやみに焦るのも考えものですが、他人ごとのように隣でのんきにしている夫を見ると悲しくなってしまいますよね。

体調不良で育児をする大変さをもっと理解して!

子どもがウイルス性の感染症になると、ママにうつることもしばしば。インフルエンザや胃腸炎など、子どもと同時に発症した経験のあるママも多いのでは?