2. 過熱感があるものの上昇トレンドを維持
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、9月19日には一時、4万5852円まで上昇しました。その後は短期的な過熱感もあり、陰線となりましたが、高値圏は維持しています。
今後の展開はどうなるでしょうか。足元では、RSIなどオシレーター系の指標で「買われ過ぎ」が常に点灯しているような状況です。ただ、強い上昇トレンドではこのような現象がよく起こります。日足が陰線になっても動揺する必要はないでしょう。中長期トレンドラインとなっている25日線あたりまで調整したとしても押し目買いの好機と見ていいでしょう。下値の固さを確認できれば、目線を上に、積極的についていきたいところです。
RSIなどオシレーター系の指標で「買われ過ぎ」が常に点灯しているような状況ですが、強い上昇トレンドではこのような現象がよく起こるため日足が陰線になっても動揺する必要はないでしょう。

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参考資料
下原 一晃