6. 公的年金や給付金で不安なら「第3の年金」活用を考えよう
ここまで紹介した公的年金や給付金を最大限受け取っても、老後のゆとりがないという方は少なくありません。将来が不安な方は、企業年金や個人年金といった第3の年金を活用するのも一つの方法です。
企業年金は、勤務先企業の福利厚生の一環として制度が用意されているケースがしばしばあります。個人年金は、自らの判断で金融機関や保険会社などと契約して加入するものです。
たとえば「iDeCo」は、自分で拠出額と運用先を決められる個人型の確定拠出年金のひとつです。
これらの年金制度を活用すると、公的年金や給付金に上乗せする形で年金を受け取れます。ゆとりのある老後生活を送るうえで、有効な対策のひとつとなるでしょう。
※LIMOでは個別の質問やご相談はお受けできません。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金について」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する方」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求手続きのご案内リーフレット」
- 日本年金機構「令和7年度の年金生活者支援給付金請求書(はがき型)の送付について」
- 日本年金機構「65歳の誕生日を迎えた方で、老齢基礎年金を繰上げ受給している方」
中本 智恵