2.5 NG行動5:流行や衝動に流されてお金を使ってしまう
「お金がなかなか貯まらない人」によく見られるのは、流行や周囲の影響に流されやすく、つい衝動買いをしてしまうことです。
「最新」「限定」「トレンド」といった言葉に心を動かされ、本当に必要かどうかを十分に検討せず購入してしまうケースも少なくありません。
一方で、お金をうまく管理できている人は、自分の価値観や生活に合っているかを基準に選びます。
「みんなが買っているから」「今だけ安いから」という理由ではなく、必要性を冷静に判断する習慣があるのです。
好奇心自体は悪いものではありませんが、貯蓄を優先するなら「これは本当に必要か?」と一度立ち止まって考えることが、無駄遣いを防ぐ大切なポイントになります。
2.6 NG行動6:「そのうち」「今度」「いつか」と先延ばしにしてしまう
「お金が貯まらない人」に共通する傾向のひとつに、大切なお金のことをつい後回しにしてしまう点があります。
「来月からやろう」「週末に調べてみよう」といった形で先送りを続けているうちに、気づけば決意自体を忘れてしまうことも少なくありません。
特に「まだ若いから大丈夫」「今は余裕がないから」といった理由で先延ばしを繰り返すと、その姿勢が習慣化してしまう危険があります。
一方で、計画的に貯蓄できている人の特徴は「すぐ行動に移す」ことです。
たとえば、給料日に自動で積立が行われる仕組みをつくったり、ボーナスの一部をNISAで運用したりと、工夫を凝らしながら仕組み化しています。
このように行動を早めに起こす人は、資産形成において「時間」を最大の味方にできることを理解していると言えるでしょう。