先に見た2565万円の主な内訳を見ていきましょう。
- 預貯金:1555万円
- 生命保険:350万円
- 株式:258万円
- 投資信託:138万円
お金持ちの資産の特徴とは
ここまで見てきたように、世代別に資産内容を見ていくと、ざっくりいうと金融資産の半分程度は預貯金であり、次いで多いのが生命保険という特徴が見えてきます。また、年齢が70歳以上となると預貯金の比率も高まります。
「預貯金から投資へ」という掛け声は以前からありますが、資産運用の安定性を考えれば預貯金、そしてもしもの時に備えるという意味では生命保険という順番なのでしょうか。納得感もありますが、今後の家計のポートフォリオの動向からも目が離せません。
【参考資料・データ等】
知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査](2018年)
マネー編集部ウェルスマネジメント班
執筆者
マネー編集部ウェルスマネジメント班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験がある編集者が中心となり、金融庁や一般社団法人投資信託協会など官公庁等の公開情報等をもとにわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部ウェルスマネジメント班に所属する編集者は野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵などの資産運用アドバイザー経験者等で構成されており、各々がFPとして若年層から富裕層までの相談経験をもつ。トップセールスで多数の表彰歴を持つ編集者など、表彰歴多数の編集者も複数在籍。株式や投資信託などを用いた豊富な資産運用、資産形成、老後資金のアドバイスなどの経験と知識を保有し、読者に正確な記事を届けています。
一種外務員資格(証券外務員一種)、CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年7月8日)