金融資産保有世帯の金融資産保有額の平均値は533万円、中央値は250万円となっています。
続いて、金融資産保有額ごとの分布について見ておきましょう。
- 3000万円以上:2.3%
- 2000万以上3000万円未満:3.8%
- 1500万円以上2000万円未満:2.7%
- 1000万円以上1500万円未満:8.7%
- 700万円以上1000万円未満:6.1%
- 500万円以上700万円未満:8.7%
- 400万円以上500万円未満:4.9%
- 300万円以上400万円未満:7.2%
- 200万円以上300万円未満:9.9%
- 100万円以上200万円未満:13.3%
- 100万円未満:28.9%
※上記以外に無回答の3.4%がある
まとめにかえて
30歳代の単身世帯について、金融資産保有世帯に限って言えば、金融資産保有額の平均値で533万円、また中央値は250万円ということになり、いずれ貯蓄の目安になるともいえる1000万円は超えていません。
一方で、30歳代の単身世帯で金融資産を保有しない割合も4割近く、また金融資産額別の分布割合を見ても金融資産格差もあるかのように見えます。今後、年収の動向などと共に貯蓄に注目が集まりそうです。
【ご参考】金融資産とは何か
当調査で含まれる金融資産には、預貯金、生命保険、損害保険、個人年金保険といった保険、また株式、投資信託、債券といった有価証券と財形貯蓄が含まれます。
【用語解説】中央値と平均値とは
平均値とは、データの値を合計しそのデータ数で割ったものを言います。また、中央値については、データの値を順に並べ、その中央にある値を中央値(メジアン)といいます。値が偶数個の際には、中央の2つの値の平均値をとります。
【参考文献・データ】
知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」[単身世帯調査](2018年)
青山 諭志