【新NISA】月3万円×年率3％×30年で資産はいくらになる？積立シミュレーションを解説老後資金に差がつく｜新NISAで積立した場合のメリットも確認

5. 資産運用をする上で押さえておきたいポイント

新NISAは上手に活用することで、非課税で老後のための資産運用に取り組むことができます。しかし、運用と聞くとリスクが高いイメージがあり、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

確かに、短期間での株の売買やFXなど、比較的リスクの高い取引もあります。一方、新NISAでは長い時間をかけて積立をしていくことで、リスクを軽減させることができます。

資産運用に取り組むうえでのポイントについて、詳しく解説します。

ひとつの資産に集中して投資すると、価格が下落したときに大きな影響を受けてしまいます。

株式だけでなく債券など、値動きの異なる資産を組み合わせて持つことで、リスクを抑えられる可能性があります。

投資先を先進国だけに絞らず、新興国も組み合わせることでリスク分散の効果が期待できます。

さらに、通貨の分散にもつながるため、為替変動の影響を軽減できる可能性があります。

特定の銘柄に集中するのではなく、異なる値動きをする銘柄を複数保有することもリスクを抑える方法のひとつです。

株式投資の場合、業種や分野の異なる企業を組み合わせる工夫が有効です。

リスクを軽減する方法はいくつかありますが、元本割れのリスクを完全にゼロにすることはできません。

まずは自分の資産状況を整理し、自分に合った資産形成の方法を見つけることが大切です。

橋本優理