3.2 【20〜70歳代】「二人以上世帯」の平均貯蓄額はいくら?
- 20歳代:平均値382万円・中央値84万円
- 30歳代:平均値677万円・中央値180万円
- 40歳代:平均値944万円・中央値250万円
- 50歳代:平均値1168万円・中央値250万円
- 60歳代:平均値2033万円・中央値650万円
- 70歳代:平均値1923万円・中央値800万円
二人以上世帯の場合、平均値・中央値のいずれも単身世帯より高い結果となっています。
世帯人数が多い分、必要な生活費や将来の支出も増えるため、この差は自然なものと言えるでしょう。
また、子どものいる家庭も含まれることから、将来に備えて貯蓄を重視する傾向が強いことも、単身世帯との差につながっていると考えられます。
4. 物価高を踏まえたうえで「将来に向けた資金計画」を立てよう
本記事では、富裕層や超富裕層の割合や、年代別の貯蓄平均額を解説していきました。
富裕層や超富裕層は、預貯金だけではなく株式や投資信託といった金融資産も多く保有していることが考えられます。
将来を見据え、資産運用を活用する方も増えてきています。
物価上昇によるインフレリスクの対策をしていくことも重要でしょう。
この機会にぜひ、物価高を踏まえたうえで、将来に向けた資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
菅原 美優
