シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「すき家」他を運営するゼンショーHD(7550)の2019年1月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうだったか

2019年2月1日に更新されたすき家の2019年1月の既存店売上高は対前年同月比103.7%と、プラス成長となりました。

内訳としては客数が102.7%、客単価が101.0%で、ともにプラス。12月は客単価がマイナス(99.9%)でしたが、再びプラスに戻る形となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、2019年3月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。

既存店売上高は5月にマイナス(98.7%)となりましたが、それ以外は8カ月続けてプラスを維持。また客単価も12月以外は全ての月でプラスを維持しています。客数は上期4~7月は4カ月続けてマイナスとなりましたが、8月以降は6カ月続けてのプラスを維持しています。

特に下期に入ってからは、12月の客単価のマイナス(99.9%)はあったものの、売上高、客数、客単価いずれも堅調に推移している状態です。

過去1年の株価動向はどうだったか

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は12月7日に2,934円の天井を付けた後に下落を始め、12月下旬に2,500円台にまで下落。その後は、いったんリバウンドして2,700円台を回復したものの、再度1月に2,500円台まで下落して値動きが停滞中。次の値動きが生じるのを待っている状態です。

今後は、下期に入り堅調に推移している業績の継続性が注目されます。

ゼンショーホールディングスの過去1年間の株価推移

参考データ:すき家 月次売上推移

LIMO編集部