涼しい風が吹き始め、秋の気配が感じられるようになりました。この時期は、老後の暮らしや年金について、改めて考える良い機会かもしれません。
2025年7月、厚生労働省は「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」を公表しました。これによると、年金を受給する高齢者世帯のうち、収入のすべてを公的年金に頼っている世帯は43.4%。約6割の世帯が年金以外の収入で生活を支えているという実態が明らかになりました。
では、今のシニア世代は公的年金をどれくらい受け取っているのでしょうか?
この記事では、厚生労働省のデータをもとに、日本の年金受給額を詳しく解説します。また、「多い人だと月いくらもらえているのか」、そして「高額受給者」の現役時代の平均年収はどれくらいだったのか、なども見ていきます。