2. 2025年度の平均保険料

厚生労働省の資料によると、全国平均で見た被保険者一人あたりの後期高齢者医療保険料は、以下のとおりです。

被保険者一人あたりの後期高齢者医療保険料

被保険者一人あたりの後期高齢者医療保険料

出所:厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」

  • 被保険者均等割額の年額:5万389円
  • 被保険者均等割額の月額:4199円
  • 所得割率:10.21%
  • 平均保険料額の年額:8万6306円
  • 平均保険料額の月額:7192円

あくまでも全国平均であり、実際の保険料は「均等割額(被保険者が均等に負担する保険料)」と「所得割額(被保険者の前年の所得に応じて負担する保険料)」に応じて決まります。

日本は少子高齢化が進んでおり、また後期高齢者医療保険を支えている財源の4割は現役世代からの支援金です。制度の維持や現役世代の負担を過重にしないためにも、今後加入者の負担は重くなると考えるのが自然です。