シリーズでお伝えしている「個人投資家向けの株主優待研究」。株主優待制度は、株主は株式を発行している上場企業が提供している商品であったり、サービスの優待券であったりを手にすることができます。株式投資では値上がり益や配当が主な醍醐味ですが、それらに次いで株主優待も人気です。今回は山陽電気鉄道の株主優待と株価動向について見ていきましょう。
山陽電気鉄道の株主優待の概要
さて、同社の株主優待の詳細を見ていきましょう。
対象株主
同社株式を100株以上保有の株主
株主優待確定日
- 毎年3月末
- 毎年9月末
株主優待内容
西代駅以西の全線で利用できる「電車乗車券」
電車は西代駅以西の全線で、山陽バスは明石市コミュニティバス路線と高速バス路線(有料高速道路路線を含む)を除く全線で利用できる「電車・山陽バス共通乗車証」
須磨浦山上遊園、サン神戸ゴルフガーデン、舞子ホテルランチ・ディナーコース、山陽百貨店等で利用できる「グループ・沿線施設株主優待券」
株主優待基準
<3月末および9月末>
- 100株以上200株未満:電車乗車券2枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 200株以上600株未満:電車乗車券4枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 600株以上1000株未満:電車乗車券8枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 1000株以上2000株未満:電車乗車券12枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 2000株以上3000株未満:電車乗車券24枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 3000株以上4000株未満:電車乗車券48枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 4000株以上4600株未満:電車乗車券60枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 4600株以上4万株未満:電車乗車券4枚、および電車・山陽バス共通乗車証1枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 4万株以上10万株未満:電車乗車券4枚、および電車・山陽バス共通乗車証2枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 10万株以上20万株未満:電車乗車券4枚、および電車・山陽バス共通乗車証3枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
- 20万株以上:電車乗車券4枚、および電車・山陽バス共通乗車証5枚、およびグループ・沿線施設株主優待券1冊
送付時期および有効期間
- 3月末:5月20日頃発送、6月1日から11月30日まで有効
- 9月末:11月20日頃発送、12月1日から翌年5月31日まで有効
株主優待内容だけではなく、株価にも注意したい
株式投資をされている方で株主優待にだけに興味があるという人は少ないでしょう。