新米がおいしい季節となりました。食欲の秋、美味しいものを味わいたいところですが、連日の物価高のニュースを目にして、家計への不安を感じている方も多いことでしょう。
さらに、最近は新卒の初任給引き上げのニュースが相次ぎ、「自分の給与は上がっていないのに、世間の賃金は上がっているのでは?」と、ご自身の年収との差に焦燥感を覚えている方もいるはずです。
こうした状況のなか、「自分の年収は平均より上なのか、それとも下なのか」と、ご自身のキャリアや収入について見つめ直す方が増えているのではないでしょうか。
本記事では、2025年9月26日に国税庁が発表した最新の調査資料をもとに、民間企業に勤める給与所得者の男性の平均年収について詳しく見ていきます。
1. 【年代別の平均年収をチェック】日本人男性の平均年収は「587万円」
国税庁が公表した「令和6年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本人男性の平均年収は587万円となっています。
本章では、この調査結果をもとに、日本全体の平均年収に加えて、20歳代から50歳代までの年代別に平均年収の推移を見ていきましょう。