3. 【みんなの食費はどれくらい？】「年代別」ひと月あたりの食費はいくら？
家計管理の中でも、日常的に意識しやすく、工夫次第で節約しやすい支出のひとつが「食費」かもしれません。
ここで総務省統計局「家計調査 家計収支編（2024年）」をもとに、二人以上世帯のひと月の食費の平均を見てみましょう。
全体平均 7万5258円
- ～29歳 5万2413円
- 30～39歳 6万9433円
- 40～49歳 7万9900円
- 50～59歳 8万1051円
- 60～64歳 7万9831円
- 65～69歳 7万7405円
- 70～74歳 7万4322円
- 75～79歳 6万8274円
- 80～84歳 6万6257円
- 85歳～ 6万3347円
二人以上世帯のひと月の食費平均は、50歳代がピークで約8万円。その後60歳以降は徐々に下がり、85歳以上では6万3347円に落ち着きます。
食費は家族の年齢やライフステージにより大きく変動するものですが、所得が低めの世帯では「家計に占める食費の割合（エンゲル係数）」が大きくなりがちです。
物価上昇が続く今、食料品の値動きを観察しながら、食生活や家計全体を上手に管理していけたらよいですね。
4. 家計やライフスタイルに合った資産形成を目指そう
今回は、新NISAで積立投資をしたシミュレーション結果や、年代別のひと月あたりの食費について詳しく見てきました。
老後資金の準備をしたいけれど「なかなか貯蓄が増えない」と悩んでいる人は、まず「先取り貯蓄」を心がけてみましょう。
毎月余った金額を貯蓄するのではなく、給与や年金が入ったらすぐにその月の貯蓄額を取り分けておくのがおすすめです。
たとえば定期預金や個人年金保険、新NISAなどの積立設定を利用するのもよいでしょう。
新NISAを活用した資産運用を検討する場合は、利益が期待できるだけでなく価格変動リスクなどが伴うことをよく理解しておくことが大切です。
家計やライフスタイルに合った資産形成を目指してみてはいかがでしょうか。
参考資料
橋本 優理
