2. 【積立投資シミュレーション】「毎月3万円」25年後、元本900万円の期待値は?
毎月3万円を25年間積み立てると、元本だけでも900万円になります。
ここに運用の成果が加わることで、将来の資産額は大きく変わります。
金融庁が示す資産運用のシミュレーション例では、年率3%〜5%程度の利回りを長期で実現できた場合、複利の効果により資産額は元本を大きく上回る可能性があります。
金融庁の資産運用シミュレーションを参考に、年率3%と5%で運用した場合の推移を図でご紹介します。
2.1 年率3%
比較的安定した運用を目指し、3%で運用できたとすると、資産は1338万円になります。
2.2 年率5%
やや積極的に運用し、5%で運用できたとすると、資産は1787万円になります。
この表から分かるように、同じ金額を積み立てても、利回りによって将来の資産額は大きく差が出ます。
※このシミュレーションはあくまで概算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。運用には元本割れのリスクが伴うため、分散投資を心掛け、ご自身のリスク許容度に合った運用を行うことが重要です。
2.3 シミュレーション結果の目安
シミュレーションの結果を見ると、毎月3万円を25年間積み立てた場合、運用利回りによって大きな差が生まれます。
複利効果がいかに資産形成に寄与するかが一目してわかるでしょう。
ただし、投資である以上、利回りが常に一定で推移するわけではありません。
短期的には価格変動による損失が発生することもあります。
しかし、金融庁が強調しているように「長期・積立・分散」を実践することで、時間の経過とともにリスクを平準化でき、安定した資産形成につながる可能性が高まります。
長期にわたる積立投資は「上がったり下がったり」を乗り越える力を持ち、結果的に将来の資金を堅実に増やす方法といえるかもしれません。