「相変わらず義実家ばっかり! たまに冗談で『同じ頻度で、うちのお父さんと食事してみてよ』って言うんですが、『えぇ~緊張するから無理無理』って返されます。私だって、かなり気をつかうんですけど」

「どちらかと言うと、夫側の実家に行くほうが多いんですよね。諦めと義務感で行ってる感じかな。子どもに何か買ってもらうこともあるし、食事を持たせてもらうこともあるし、正直バイトみたいな感覚です(そう言い聞かせて我慢しています)」

「私は毎回モヤモヤするのも嫌なので、夫に『一度あなたの家に行ったら、私の家にも同じだけ訪問。平等にしよう。それ以外は、ひとりで帰って』とお願いしました。今のうちから“あなたの親はあなたが、私の親は私が”の考え方を持っておいてもらわないと、将来の介護でも争いそうですからね。その話をしてからは、ほぼ同じぐらいの頻度で帰っています。子どもが小学生になったらグンと減るだろうし、今だけね」

「私はほとんど自分の実家にしか帰りません。少し気まずいので、夫に内緒で帰っています。でも最近、娘が『ばーばとご飯食べた~』とか言うようになったんですよね。そろそろ秘密にはできないから、どうしようかなぁ」

「義実家には夫ひとりで、私の実家には私ひとりで息子を連れて帰るようにしています。そうなったきっかけなんですが、前に私が忙しいことを理由にお誘いを断ったとき、義母が夫に『あら、あなたと〇〇くんだけでいいのよ』って言っていたのが電話越しに聞こえたんです。肩の荷は降りたんですが、なんだかね…」

距離などの問題もあるので完全に平等にするのは難しいですが、訪問頻度にあまりにも差があると、わだかまりが生じてしてしまうもの。義両親との仲が悪くなければ、子どもが小さいうちは「あっさりどちらにも行かない」という選択肢もなかなか難しいですよね。

実際、こっそり自分の家に帰って息抜きしたり、今だけだと諦めて義実家に多く帰ったり、苦労しているママも多いようでした。

どうしたいかを冷静に夫に伝えてみる勇気が必要なことも

地味に夫婦ケンカの種になり、大きなストレスの原因ともなる、実家と義実家の訪問ペースに関する問題。ママたちの話を聞いていると、夫と分かり合えないモヤモヤを抱いているケースがたくさんあることも分かりました。

せっかく孫の顔を見せる機会を設けるのですから、わだかまりなくスッキリした気持ちで帰りたいもの。ストレスなく帰省できる策を、夫と一緒に探れるようになるといいですね。

桜井 まどか