2.  公的年金だけでは生活費が足りない方も多いのが現実。老後に向けて貯蓄を始めよう

70歳代ひとり暮らしの貯蓄額は、平均1634万円と聞くと十分あるように感じるかもしれませんが、より実態に近い中央値を見ると475万円となっており、世帯格差があるという状況でした。

一部の富裕層が平均値を引き上げる傾向があるため、平均値だけでは実態が見えないものです。

老後の生活は年金収入が中心となる方が多くなりますが、公的年金だけでは生活費が足りていない方も多いのが現実です。

現役世代の方は、まずは「ねんきんネット」などを活用して、ご自身の年金がいくらくらいもらえるのか、見込み額を確認してみると良いでしょう。

今かかっている生活費と照らし合わせて、老後の生活で不足するかもしれない金額を具体的に想像すると、老後のお金についてより現実的に考えられるようになるかもしれません。

無理のある金額で貯蓄を始めると、ストレスが溜まってしまい、貯蓄を中断してしまう可能性があります。貯蓄を始める時は、無理がない金額で始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

石川 晴香