総務省が公表した7月の消費者物価指数は3.1%上昇し、チョコレートや鶏肉、コメなど身近な食料品の値上げが家計を直撃しています。
物価の高騰により日々の生活費がかさみ、資産が目減りしている家庭が多いのでは、と感じている方も多いかもしれません。
しかし、全世帯の資産を調査した結果を見ると、実は純金融資産1億円以上の「富裕層」と呼ばれる世帯が増えていることがわかりました。なぜこのような状況下で富裕層が増えているのでしょうか。
今回は、元銀行員の筆者が富裕層の方々と接する中で気づいた、彼らの特徴的な行動や習慣についてご紹介します。
1. 元銀行員が知る【富裕層の共通点3選】
元銀行員の筆者が出会った「富裕層の共通点3選」をご紹介していきます。
1.1 富裕層の共通点その1:時間を大切にする
富裕層の共通点1は、時間を大切にすることです。
富裕層は生活の中で時間を重んじて行動しています。富裕層は多忙な方が多く限られた時間の中で最大限のパフォーマンスを発揮しています。
時間を意識して行動することで効率よくやるべきことを完遂できるようになります。限られた時間で仕事を完遂するためには集中力が必要です。自分自身が集中できる環境を作ることも意識しましょう。
1.2 富裕層の共通点その2:トレンドから学ぶ
富裕層が情報収集に敏感であることは、多くの成功者に共通する特徴の一つです。
彼らは世の中のトレンドや経済の動きをただ観察するだけでなく、それを自分のビジネスや投資にどう生かせるかを常に考えています。
一見ビジネスとは関係ないように見える、人気のアイドルや10~20代の若い世代に人気のトレンドに詳しい方もいました。
広くトレンドをおさえることで時流をつかみ、新しいビジネスのアイディアにしているようです。
1.3 富裕層の共通点その3:先を見据えて行動する
富裕層の共通点3は、先を見据えることです。
富裕層の多くは経済の動向や自分自身のことなど、ある程度先を見据えて行動しています。先のことを予測するために、情報収集と経験を積み重ねて自分なりのデータベースを作っているように見えました。
自分の興味関心のある情報や経験は意識しなくても身に着くものです。興味関心のない情報や経験をどう身に着けることができるのか、常に考えている傾向にありました。