2. 急上昇で短期的な過熱感が意識されやすい状況
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。6月中旬にローソク足の実体が200日移動平均線を抜けたことで、25日線、75日線とともに主要な移動平均線を上抜けました。その後はこれらの移動平均線に下値をサポートされるように上昇し、8月19日には一時、4万3876円まで上昇しました。
今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はセオリー通りの上昇トレンドになっています。若干の押しが入ると再度上昇というパターンが続いています。ただし、急上昇しているため、騰落レシオやRSIなどのオシレーター系の指標は「買われすぎ」と、短期的な過熱感を示しています。とはいえ、急上昇している場面ではこのように「買われすぎ」が点灯することはよくあることです。利益確定の売りなども出やすいところですが、押し目狙いで積極的についていきたいところです。
急上昇しているため、騰落レシオやRSIなどのオシレーター系の指標は「買われすぎ」と、短期的な過熱感を示していますが、押し目狙いで積極的についていきたいところです。

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参考資料
下原 一晃