10月15日(水)は公的年金の支給日です。この日、年金生活者支援給付金の対象者には、2カ月分(8月分・9月分)の給付金も振り込まれます。
9月には、新たに年金生活者支援給付金の対象となる年金受給者に向けて、日本年金機構から請求書が送付されています。請求書は指定された期日までに返送しましょう。期限内に手続きが完了すれば、10月分からの給付金の対象となります。
この年金生活者支援給付金は、年金生活者の暮らしをサポートする目的で創設されたものです。給付金の支給は1回限りではなく、公的年金と同じ日に、同じ口座に、継続して支給されます。
年金生活者にとって貴重な収入の1つとなるでしょう。この記事では、年金生活者支援給付金のうち老齢基礎年金を受給する方に絞って、支給要件や給付額を解説していきます。
1. 年金生活者支援給付金とは?
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。