7. 公的年金に加えてどんな備えをしていけるか、考えよう

日本の公的年金制度は、現役世代が納める保険料で高齢世代を支える「賦課方式」をとっています。

しかし、少子化が進む日本では、この仕組みのままでは将来の年金額が減ってしまうのではないか、と心配する声が多く聞かれます。「自分は本当に年金を受け取れるのだろうか」という不安を感じている方も少なくありません。

そこで政府は、少子化対策を進めるとともに、働き方の多様化に合わせた制度の見直しを行い、できるだけ安心して年金を受け取れるように取り組んでいます。

年金制度は時代に合わせて少しずつ変化していくものです。将来の不安を少しでも和らげるために、制度の動きに目を向けながら、公的年金に加えてどんな備えをしていけるかを、今のうちから考えておくことが大切です。

参考資料

和田 直子