米の価格が再び上昇に転じるなど、物価の上昇が止まりません。生活が厳しいと感じるシニアが多いなか、年金が少ない世帯にとっては、とりわけ家計のやりくりが必要な状況が続きそうです。
今回の記事でお伝えする「年金生活者支援給付金」は、一定の所得以下の年金受給者に支給されるので、生活費として活用できる給付金です。新たに受給対象になる方には、給付金の請求書が9月より送付され、手続きを行うと受給が開始します。
そこで今回は「年金生活者支援給付金」について、制度の概要や支給額、支給対象となる条件、9月から送付される請求書の手続きなどについて、わかりやすく解説します。
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1. 新たな対象者へ「年金生活者支援給付金請求書」9月から順次送付
年金生活者支援給付金は、公的年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)を受給する一定の所得以下の人に対して、年金に上乗せされて支給されます。 年金生活者支援給付金には次の3種類があります。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
受給には条件がありますが、新たに対象となる方には給付金の請求書が送られ、手続きが完了すれば給付金を受け取ることができます。給付金の請求書は毎年9月から順次送付されます。届いたら内容を早めに確認して、必要な手続きを行いましょう。
2. 2025年度は給付額が「増額」
2025年度、年金生活者支援給付金額は前年から2.7%引き上げられました。給付基準額は以下の通りです。
【令和7年4月分からの月額給付基準額】
- 老齢年金生活者支援給付金:5450円
- 障害年金生活者支援給付金:1級の方 6813円、2級の方 5450円
- 遺族年金生活者支援給付金:5450円
前年度と比較すると、老齢年金生活者支援給付金では140円、障害年金生活者支援給付金は1級が175円、2級が140円、また遺族年金生活者支援給付金は140円、それぞれアップしています。
ちなみに今年度は老齢基礎年金も1.9%増額していますが、これらは物価や賃金の上昇が要因です。