3. 年収1000万円世帯の「貯蓄額・共働き率・持ち家率」は平均どれくらい?

年収1000万円世帯では、どの程度の貯蓄額や共働き率、持ち家率となっているのでしょうか。

総務省統計局「家計調査 貯蓄・負債編 第8-2表<貯蓄・負債>年間収入階級別貯蓄及び負債の1世帯当たり現在高(二人以上の世帯のうち勤労者世帯)」から、その実態を確認できます。

3.1 「貯蓄・負債」の平均は?

年収1000〜1250万円世帯の「平均貯蓄額は2124万円」で、内訳は以下のとおりとなっています。

  • 通貨性預貯金:764万円
  • 定期性預貯金:425万円
  • 生命保険など:440万円
  • 有価証券:425万円
  • 金融機関外:71万円

預貯金の割合の高さが目立つ一方で、平均負債額は以下のとおりでした。

  • 平均負債額:1290万円(うち住宅・土地のための負債:1196万円)

上記の平均貯蓄額から平均負債額を差し引くと、純貯蓄額がわかります。

  • 平均貯蓄額2124万円-平均負債額1290万円=834万円

3.2 「共働き率・持ち家率」の平均は?

共働き率と持ち家率も見ていきましょう。

  • 世帯主の配偶者のうち女性の有業率:77.1%
  • 持ち家率:86.7%

世帯主の配偶者にあたる女性の就業率は7割を上回っており、年収1000万円を超える世帯の多くが共働きであると考えられます。