5. 保険見直し時の重要な注意点

40代で保険を見直す時には、押さえておきたいポイントがあります。保険種類ごとに、見直しのポイントをご紹介します。

5.1 定期型保険の更新リスク

定期型保険は加入当初の保険料が手頃に見えますが、更新のたびに保険料が上昇し、40代以降はその上昇幅が大きくなります。また、80~85歳で更新が終了し保障がなくなるリスクもあります。

老後も含めた長期的な保障確保を考える場合は、終身型保険への見直しを検討することが重要です。

5.2 健康状態による加入制限

新しい保険への加入時には健康診査が必要で、持病や健康診断での指摘事項がある場合、加入を断られる可能性があります。必ず新しい保険の成立確認後に既存保険を解約し、無保険状態を避けましょう。

通常の保険に加入できない場合は、引受基準緩和型保険という選択肢もあります。保険料は割高ですが、持病がある方でも加入しやすく設計されています。

5.3 保険会社間の比較検討の重要性

同じカテゴリーの保険商品でも、保険会社によって保険料や保障内容に差があります。複数社の商品を比較検討することで、より良い条件の保険を見つけることができます。

特約の内容や保険金支払条件も会社ごとに異なるため、保険料だけでなく総合的な判断が必要です。

6. まとめ

40代は何かと支出が増える年代です。生命保険の見直しにより固定費を最適化し、必要な保障を効率的に確保することが家計の安定につながります。

保険見直しの際は、現在の保障内容が家族の状況に適しているか、現在の医療事情に対応できているか、保険料や保険期間は妥当かを総合的に検証することから始めましょう。複数の保険会社を比較することで、保険料を抑えながら充実した保障を実現できる商品が見つかる可能性もあります。

参考資料

ほけんのコスパ編集部