2. 必要な老後資金は各ご家庭ごとに異なる!自分に合ったマネープランを考えよう
70歳代の世帯を見ても、貯蓄が3000万円以上ある世帯もあれば、金融資産をまったく保有していない世帯もあり、老後の経済状況には大きな差があることがわかります。
平均値や中央値といった統計は参考になりますが、実際に必要となる老後資金は「自分や家族のライフスタイル」「持ち家の有無」「健康状態」「働き方」などによって大きく変わります。
公的年金は老後の家計の土台となりますが、それだけで十分とは限りません。
必要に応じて資産運用などを取り入れながら、複数の収入源を確保する工夫が求められます。
大切なのは、自分自身の暮らしに合った資金計画を立てることです。
将来の安心のために、今のうちから老後資金について考え、できる準備から始めてみましょう。
参考資料
加藤 聖人
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険募集人。証券会社で約8年間、株式や投資信託、生命保険等の販売に携わる。退職後はフリーライター兼個人投資家として活動。金融ジャンルの記事を中心に執筆しつつ、日々のマーケット動向も注視している。
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CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)