3. 【税金の負担】控除など上手に活用しよう
年収が上がることは喜ばしい一方で、税金の負担も大きくなっていきます。そのため、収入の変化にあわせて制度を上手に活用することも大切です。
例えば、活用できる制度には以下のようなものがあります。
- 扶養控除
- 医療費控除
- セルフメディケーション税制
- 生命保険料控除
- 地震保険料控除
- 特定支出控除
- 住宅ローン控除
- ふるさと納税 など
ただし、これらは誰でも自動的に使えるものではなく、適用条件や手続きが決められています。自分が利用できるかを確認し、場合によっては専門家へ相談するのも安心です。
制度を理解して活用できれば、手元に残る金額に違いが出ることもあります。収入が増えてきたと感じる方は、一度こうした制度を調べてみるのもよいでしょう。
4. 【9月の給料明細】手取り金額の変化に注意
毎年9月は社会保険料の改定が反映されるため、お給料の手取りの変化に注意が必要です。そんな中、今回は男性の年収実態を年代別・雇用形態別に確認するとともに、収入が増えるからこそ考えたい節税の工夫についても解説しました。
税金や社会保険料の負担は収入に比例して増えるため、制度を正しく活用することが重要です。扶養控除や保険料控除、ふるさと納税など、適切に利用すれば家計のゆとりにつながります。年収が増えてきた方は、一度「自分が使える制度は何か」を確認してみてはいかがでしょうか。
参考資料
村岸 理美
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)