住民税非課税世帯は、世帯全員が住民税の所得割・均等割ともに非課税となる低所得世帯を指します。

具体的には、生活保護受給者や障害者や未成年者で前年所得135万円以下の方、各自治体基準を下回る方が対象です。

非課税基準は、地域の級地区分(1級地~3級地)や世帯人数などにより異なります。

住民税非課税世帯に該当するかどうか判断に迷う場合は、お住まいの市区町村で相談しましょう。

※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。

1. 住民税非課税世帯とは?

住民税非課税世帯とは、世帯の全員が住民税の「所得割」と「均等割」の両方において非課税となる世帯のことを指します。

つまり、その世帯の所得が一定の基準以下であるため、住民税が課されない状態です。

住民税非課税世帯とは

住民税非課税世帯とは

出所:総務省「個人住民税」

住民税は、地方自治体が提供する行政サービスの財源となる税金です。

しかし、所得が低い場合は経済的負担を軽減するために、非課税とする措置が取られています。

なお、住民税が非課税になる要件は以下のとおりです。

  • 生活保護を受けている
  • 障害者、未成年者、寡婦、ひとり親で、前年の所得が135万円以下である
  • 前年の所得が各市区町村の基準を下回る

住民税非課税世帯に該当するかどうかは前年の所得で判定し、その結果が翌年6月頃に通知されます。

基準となる収入は市区町村ごとに若干の違いがあるため、住んでいる自治体の基準を確認することが重要です。