6. 医療保険選びの具体的ステップ

ここからは、医療保険を見直す際のポイントについてご紹介します。

6.1 ステップ1:保障範囲の決定

まず、どのようなリスクに備えたいかを明確にしましょう。

  • 入院・手術のみ
  • 通院治療も含める
  • がん治療に特化
  • 女性疾病を重視

6.2 ステップ2:保障額の設定

高額療養費制度を踏まえ、実際の自己負担額に応じて保障額を設定しましょう。

6.3 ステップ3:保険期間の選択

  • 終身型:一生涯の保障、保険料変わらず
  • 定期型:一定期間のみ、更新時に保険料上昇

老後も見据えるなら終身型がおすすめです。

6.4 ステップ4:複数社の比較

同じ保障内容でも保険会社によって保険料は異なるため、必ず複数社で比較検討しましょう。

7. まとめ

40代における医療保険の必要性は、個人の経済状況、健康状態、家族構成により大きく異なります。公的医療保険制度が充実している日本でも、がんや生活習慣病のリスクが高まる40代には、一定の備えが重要です。

特に貯蓄が少ない方や扶養家族がいる方、健康に不安を感じている方は、早めの医療保険加入を検討することをおすすめします。一方で、十分な資産がある方は、保険よりも資産運用に重点を置くという選択肢もあります。

重要なのは、自分の状況を正確に把握し、将来のリスクを適切に評価したうえで判断することです。医療保険は一度加入すると長期間続く契約となるため、慎重に検討し、定期的な見直しも忘れずに行いましょう。

参考資料

ほけんのコスパ編集部