朝夕に秋の気配を感じるようになった9月初旬。少しずつ過ごしやすくなるこの季節は、これからの暮らしを見つめ直すのにもぴったりのタイミングです。

特に60〜80歳代の皆さまにとっては、年金が生活の柱となる大切な収入源。とはいえ、「自分の世代はどれくらいもらえるの?」「他の人はどうしているの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、年代別の年金受給額の平均を一覧表でわかりやすくご紹介します。

1. 【2025年度の年金額】国民年金・厚生年金は月額いくら?

公的年金は、毎年物価や賃金の変動を反映して見直されています。2025年度の年金額は、前年度より1.9%引き上げられています。

公表された年金額例を見ると、国民年金(老齢基礎年金)の満額は月額6万9308円となっています。

また、厚生年金は、モデルケース「厚生年金を受け取る会社員の夫+国民年金を受け取る妻」の世帯の場合、月額23万2784円です。

※昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金の満額は月額6万9108円(対前年度比+1300円)
※厚生年金は「男性の平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)」で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準