3. 年金額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できる
前章で、年齢ごとの厚生年金と国民年金の平均受給額を紹介しましたが、実際の受給額は現役時代の年収や加入期間などにより一人ひとり異なります。
自分の年金受給額の目安を知りたいときは、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を確認しましょう。
ねんきん定期便は、毎年誕生月※に日本年金機構から送付されるものです。
原則的にはハガキで届き、これまでの年金加入期間や将来受給できる年金額の見込みなどが記載されています。
また、35歳・45歳・59歳には、さらに詳しい内容が記載された封書が届きます。
ねんきんネットは、インターネット上で自身の公的年金情報を確認できるサービスです。
利用するには事前登録が必要ですが、より詳細な加入記録や将来の年金受給額を試算することも可能です。
自身が使いやすい方を選んで、定期的に内容を確認すると良いでしょう。
※誕生日が1日の方は誕生月の前月に送付されます。
4. まとめにかえて
公的年金の平均受給額は、厚生年金が約14万6000円、国民年金が約5万7000円です。
国民年金受給額は全ての年齢においてそれほど大きな差はありませんが、厚生年金は年齢ごとに差が生じており80歳代が最も高額となっています。
しかし、実際の受給額は現役時代の年収や加入期間などにより一人ひとり異なるため、自身の受給額の目安を知ることが大切です。
ねんきん定期便やねんきんネットを活用して受給額の目安を確認し、老後資金の準備に役立てましょう。
参考資料
木内 菜穂子