「定期預金」において、たとえば、「スーパー定期」でみれば、金利水準が「0.01%」と、これまでみてきた普通預金や貯蓄預金よりも高い水準にあります。金利水準は低いものの、ここでみたスーパー定期は普通預金や貯蓄預金の10倍の金利水準です。

ただ、スーパー定期をとってみても、たとえば、預金残高が「300万円未満」と「300万円」で金利設定が異なるのにもかかわらず、現状は一律0.01%となっています。

また、預ける期間でも金利水準の差があってよい設計ではありますが、こちらも1か月から10年物までを見ても同じ金利水準となっています。

こうした状況は、大口預金定期、預金残高が1000万円以上のケースでも同様です。金利の期間での差がない状況です。

預金から保険へ

ここまでくると金融機関に預金として預けておいても、ほとんど資産形成としての貯蓄は期待できないといえるでしょう。したがって、流動性を確保したいという以上は銀行にお金を預けにくいというのが実際ではないでしょうか。