《働くシニア》の働く選択肢を広げる心強いしくみ
今回は、65歳以上で複数の職場に勤める方向けの「雇用保険マルチジョブホルダー制度」について解説しました。
65歳以上のシニア世代では、年金を受け取りながら働く人が増えています。掛け持ち勤務でも雇用保険に加入できる「マルチジョブホルダー制度」ですが、条件を満たせば、失業給付や介護、教育訓練の支援も受けられます。
ただし、加入は自己申請制で、手続きは早めに行う必要があります。一度加入すると自己都合でやめられず、保険料も発生します。
働き方を見直す際、この制度を知っておくと安心ですね。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年版高齢社会白書」
- 厚生労働省「【重要】雇用保険マルチジョブホルダー制度について」
- 厚生労働省「雇⽤保険マルチジョブホルダー制度の申請パンフレット」
- 厚生労働省「Q&A~雇用保険マルチジョブホルダー制度~」
- 厚生労働省「事業主・被保険者の皆さまへ令和7(2025)年度雇用保険料率のご案内」
村岸 理美