3. 老後に向けて、年金だけでなく自分でも備えよう
厚生年金の平均受給額は月14万円台、国民年金は5万円台でした。老後は公的年金が主な収入源となる方が多いですが、年金だけでは生活に不安を感じる方も少なくありません。
また、年金は物価上昇や賃金変動に応じて決まるもので、2025年度は1.9%の増額となったものの、実際の物価上昇率には追い付いていません。
現役時代と同じ暮らしであったり、旅行をしたり、病気や介護に備えたりなど、ゆとりのある老後生活を送るには、年金だけではお金が不足するかもしれません。
より良い老後を過ごすためにも、公的年金だけに頼らず、自分で貯蓄をしておけると余裕ができます。これまで貯蓄について考えていなかった方は、これを機に検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
石川 晴香
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/一種外務員資格(証券外務員一種)/元銀行員
明治学院大学卒業後、株式会社常陽銀行に入行。公共債、投資信託、外貨預金、生命保険、金融商品仲介などの販売を通じて、個人顧客向けに資産運用提案業務に従事。特に投資信託、保険商品の新規提案を得意とし、投資初心者にも分かりやすい丁寧な提案が強み。一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
金融投資メディアでの執筆・編集を経験したのち、2025年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に企画・執筆・編集・監修を行う。(2025年7月7日更新)