老後の年金「国民年金と厚生年金」月額いくらもらってる？現役時代のライフコースで年金額はどのように変わるのかもチェック！！ 2025年度の年金額は前年度から1.9％引き上げ！《3年度連続の増額改定》

3. 【働き方別のモデル年金額】ライフコースで老後の年金はどう変わる？

現役時代の働き方や過ごし方は、老後の年金水準に反映されます。

2025年度分の年金改定の公表時、「多様なライフコースに応じた年金額」として、現役時代の年金加入経歴による年金額例が示されました。

「2025年度に65歳になる人」の年金額の目安を、公的年金の加入経歴の類型・男女別に分けた5つのパターンで、年金額の目安が提示されています。

多様なライフコースに応じた年金額

これらの年金額例を見ると、厚生年金への加入期間が長く、現役時代の収入が高いほど、将来受け取る年金額が増加していることは明らかです。

とくに老後の年金水準を大きく左右するのは、「国民年金と厚生年金のどちらが中心だったか」という点です。

現役時代の働き方が、将来の年金額に直結していることが分かります。

パートやアルバイトで働く方の中には、社会保険に加入すべきか迷う方もいるかもしれません。また、パートとフリーランス、どちらの働き方を選ぶか検討中の人もいるでしょう。

そのような場合、上記の年金額の違いを、ひとつの判断材料として用いてみるのもありかもしれませんね。自身のキャリアプランと照らし合わせながら、将来の年金について考えてみてはいかがでしょうか。