「義実家のソファやラグには、犬の毛がよく落ちているんです。私も犬は好きなほうなんですが、子どもを連れていくのでとっても気になります。私が掃除をすると感じ悪いだろうし、子どもに『こっち(きれいなほう)に座って』とも言えません。義両親は『エサ』と言うと怒るぐらい犬を家族同然に愛しているので、犬が子どもの顔をペロペロなめているのを見ても『やめて』って言いにくい…」

「酔うといつも同じことを延々と話し続ける義父。義母や子どもたちは慣れていて、ほとんど無視の状態。あしらってテレビを見ています。だからこそ『〇〇ちゃん、これはね…』と、義父は私を名指しで聞き役に任命するんです。私も本当は、酔っぱらいの話は無視したい!」

「義母が、とにかくなんでもやってあげる人なんです。そのおかげで義父はなんにもしないし、30代の義弟も自分がその日着る服ですら義母に用意してもらっています。たまに手が離せないとき『ごめんけど、〇〇(義弟)くんにコーヒー持って行ってくれない?』と言われることもあるのですが、なんで私が義弟の面倒まで見なきゃいけないの」

「なぜか脱衣所の窓を、いつも全開にする義母。私が入るときは閉めますが、脱衣所が冷え切っていて本当に寒いんです。すぐに湯船に飛び込みたいところなのに、私のあとに義母たちも入るし体をキレイに洗ってからでないと入れません。『私は最後でいいですよ』って言うのに、義母は優しさから『今のうちに早く行って』と先に入らせてくれます。くだらないけど、冬の寒さはツラいよ~」

この地味ストレス、よく分かります。たいしたことじゃないんですが、積み重なると帰省も気が重くなるんですよね。

優しい義両親でも距離が近いとしんどいもの

そもそも義実家に宿泊となると「お風呂上がりは毎回、排水溝の髪の毛を全部取っておこう」とか、「朝は早く起きなきゃ」とか、いくら義両親がいい人でも多少なりとも気はつかいますよね。

そこにさまざまな地味ストレスが加わって、ママたちは「いつもより家事も育児もラクなはずなのに、なぜか疲れる」と感じるようです。嫌がらせをされていなくても、なぜか疲れる義実家への帰省。次は、今年は10連休になるというゴールデンウイークかな。

桜井 まどか