日本には、彼岸や八十八夜など季節の移り変わりを感じる日とされる独自の暦があります。節分も、そのひとつ。豆をまいて、一年の厄を払いますよね。

この豆まきですが、小さい子どもがいる家庭にとっては危険が潜んでいることも。また現代の住宅事情から、思うように節分が楽しめないこともあるんだとか。では子育て真っ最中のママたちがどう節分を楽しんでいるのか、イマドキの豆まき事情を教えてもらいました。

豆まきを省略する家庭が多数

子どものことを想うからこそ、形式通りの節分ができない家庭も多い様子。まずは、行事に興味がないわけではなく、きちんと教えてあげたい気持ちはあるけれど、そうもいかないママたちの本音を教えてもらいました。

「子どもが誤嚥するのが怖くて、出産後はなかなか豆まきできません。『鬼は外~』でベランダに豆をまくのも、下の階に落ちそうだしなぁ。私が小さい頃はどうしていたんだろう?と思って親に聞いてみたけど、『庭にまいてたよ』と言われました。マネできない…」(2歳女児のママ)

「すぐに掃除をしても、豆が家具の隙間に残っていることもありますよね。後々それを子どもが口に入れたらと思うと、やっぱり怖い。マンション住まいで部屋の中にしかまけないので、数年は豆まき封印の予定!上の子のためにお家でもしてあげたいんだけど、丸めた新聞紙で我慢してもらっています」(7歳男児・0歳男児のママ)

「うちの子はもう落ちているものを口に入れることはないけど、豆をまくと『僕も食べてみたい』って言い出すはず。ナッツ類は、のどに詰まるのもアレルギーも心配なので、まだ解禁していません。なので、いまだに節分も豆まきはナシなんです。夫はやりたがっていますが、わざわざ見せておいて『食べたらダメよ』っていうのも可哀相でしょ」(3歳男児のママ)

子どもが小さいうちは、誤飲・誤嚥を心配しているママも多いようです。また昔のように縁側がついたお家も少なくなっているので、豆をまくにも確かに「下の階に落ちると困る」という心配がありますね。現代ならではの悩みかもしれません。

豆まきのイマドキなやり方

次は、イマドキのママたちが行っている節分について話を聞いてみました。小さな子どもがいても行事を楽しみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。