4. まとめにかえて

今回は、総務省が公表した住民基本台帳データをもとに「都道府県」と「市区町村」での人口推移の違いなど解説しました。日本人の人口は、前年比で90万人以上減少し、過去最大の落ち込みとなっています。

大都市圏では人が集まり続けている一方で、地方の市区町村では人口減少がより深刻化しており、この「地域差」はますます広がっているように見えます。外国人住民の増加は一定数あるものの、全体としては「減少傾向」に歯止めがかかっていない状況です。

こうした動きは、私たちの暮らしや働き方、地域との関わり方にも少しずつ影響を与えていくはずです。「自分には関係ない」と思いがちな人口の話も、じつは身近なテーマです。これを機に、住む場所や地域とのつながりについて改めて考えてみてもよいかもしれませんね。

参考資料

村岸 理美