2. 【関西地方】最低賃金を都道府県ごとにチェック
中央最低賃金審議会の答申によると、2025年度の関西各府県の最低賃金目安額は、全府県で一律63円の引き上げ見込となりました。
2024年度には奈良県と和歌山県の最低賃金が1000円を下回っていましたが、これにより全地域が1000円超えとなります。
- 大阪府:1114→1177(63円アップ)
- 京都府:1058→1121(63円アップ)
- 兵庫県:1052→1115(63円アップ)
- 滋賀県:1017→1080(63円アップ)
- 奈良県:986→1049(63円アップ)
- 和歌山県:980→1043(63円アップ)
引き上げ額がどの府県も「63円」となっていますが、これは滋賀県、奈良県、和歌山県、京都府、兵庫県が中央最低賃金審議会の「Bランク」に分類されており、大阪府が位置するAランクとともに63円となっているからです。
他地域のCランクは64円アップとなっています。
今後の流れとして、最終的な地域別最低賃金額や効力発生年月日は、各都道府県に設置されている地方最低賃金審議会が労働者側と使用者側の委員間で議論して決定することになります。
そのため、上記から変わる可能性はあります。