6. 申請しないと受け取れない支援制度は多い!
本記事では、年金生活者支援給付金の一つである「老齢年金生活者支援給付金」の内容や受給条件について詳しく紹介していきました。
年金生活者支援給付金を基準額通りに受給できれば、年間でおよそ6万円が年金に上乗せされることになります。
この制度は2019年に導入された比較的新しいものであり、現在でも「知らなかった」というシニアの方は少なくありません。
年金生活者支援給付金は、条件を満たしていても自動的に支給されるものではなく、申請手続きが必要です。
そのため、ご自身やご家族が対象となっていないか、一度確認しておくことをおすすめします。
なお、今回ご紹介した年金生活者支援給付金以外にも、高齢者を対象とした給付制度はいくつもあります。
多くの支援策が「申請が必須」となっているため、受給できる可能性のある制度について、あらためて確認しておくと安心です。
参考資料
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「65歳の誕生日を迎え、老齢基礎年金を新規に請求する方」
和田 直子