シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「スシロー」を運営するスシローグローバルHD(3563)の、2018年12月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績はどうだったか
2019年1月4日に更新されたスシローグローバルHDの2018年12月既存店売上高は、対前年同月比で108.0%とプラス成長となりました。
内訳としては客数が106.6%、客単価が101.3%と両者ともにプラスで、売上高のプラス成長につながりました。
全店売上高も、113.6%と既存店売上同様にプラス成長を果たしています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、2019年9月期のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
当期は10月以降、3カ月続けてプラス成長を維持しています。客数は対全年同月比106~107%前後で安定しているものの、客単価の減少(10月103.4%、11月102.7%、12月101.3%)が見られるため、今後の推移が注目されます。
なお、既存店売上高は昨年11月からプラス成長が継続しており、14カ月連続まで記録を伸ばしました。
過去1年の株価動向はどうだあったか
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は、7,000円付近を天井に5,500円付近とのレンジ相場を形成中です。12月にレンジ相場の底にタッチしましたが、依然としてレンジ相場の中に位置しています。
客単価の下落は見られるものの、全店・既存店ともに対前年同月比でプラス成長を維持するなど、成長の継続性が注目されます。
参考データ:スシロー全店および既存店前年同月対比実績
LIMO編集部