3. 【職種別】女性の平均年収ランキング!最も年収が高いのはどんな仕事?
2024年12月19日に発表された「女性の平均年収ランキング 職種別【最新版】」(女性の転職・求人情報 Woman Career by doda)では、高年収の仕事として、上位に高い専門性が求められる職種が並びます。
- 1位:医師/876万円(前年比+20万円)
- 2位:アナリスト/836万円(+108万円)
- 3位:弁護士/774万円(+29万円)
医師は3年連続でトップ。特に注目すべきは2位のアナリストで、前年比108万円の大幅アップを記録しています(全職種中で最大の上昇額)。
これらは、医療、金融、法律といった高度専門職であり、年収1000万円超えも十分に現実的な領域です。
さらに、TOP10には以下のような特徴が見られます。
- コンサル・監査法人・専門事務所系職種が4つ
- 金融系専門職が3つ
- その他、技術系(メディカル)、営業系、企画系が1職種ずつ
つまり、高年収を実現している女性たちは、特定の分野で専門性を高めた結果として高収入を得ているケースが多いということです。
では、こうした高収入層に近づくには、どのような働き方やキャリアの積み方が必要なのでしょうか?
4. 年収1000万円を目指す女性が意識すべき3つのこと
4.1 専門性の高い職種に進む
医療・法律・金融・コンサルなどの分野は、高度なスキルと専門知識が必要ですが、それに見合った報酬が期待できます。資格取得や業界研究を通じて、こうした分野へのキャリアチェンジを検討するのも一つの選択肢です。
4.2 正社員としてのキャリアを積み上げる
女性は結婚・育児・介護などのライフスタイルの変化に応じて働き方を変更するケースも少なくありません。一方で、非正規雇用では昇給・昇進のチャンスが少なく、長期的に収入アップを図るのが難しい場合が多いです。
可能な限り正社員として経験を積み重ねることで、給与も着実に伸ばしていくことが期待できるでしょう。
4.3 転職やスキルアップで収入の上限を押し上げる
現職にこだわりすぎず、より条件の良い職場を目指して転職活動を行うことや、資格取得、語学スキルの習得などを通じて市場価値を高めることも大切です。年収レンジの高い業界を狙って転職すれば、収入を一気に増やすことも可能になります。
5. 年収1000万円超の女性は少数派、でも不可能ではない
現在、日本における年収1000万円超の女性はごく一部(約1.4%)にとどまります。しかし、医師・弁護士・アナリストなどを中心に、確実に高収入層は存在しています。
「1000万円を目指す=お金のためだけに働いていそう」というイメージを持たれがちですが、自己実現や専門性の結果ともいえます。
興味のある分野でキャリアを磨き、自分らしく働きながら高収入を目指すことも、決して夢ではありません。
参考資料
- 厚生労働省「令和5年版厚生労働白書」
- 国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」
- 国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査結果について」
- 女性の転職・求人情報 Woman Career by doda「女性の平均年収ランキング 職種別【最新版】」
- 総務省統計局「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)平均結果の要約」
中本 智恵