3. 変わる働き方、選ばれる働き方へ

今回は、毎月勤労統計調査(令和7年5月分)の結果をもとに、サービス業における給与の変化やパートタイム労働者の働き方について解説しました。

サービス業といっても業種によって給与の伸びには差があり、旅行・レジャー関連では大きく上昇した一方で、飲食業などでは依然として水準が低めです。また、パートタイム労働者の給与も堅調に増えており、人手不足や時給アップの影響が表れています。さらに、「106万円の壁」の見直しが進めば、働き方の選択肢も大きく広がるでしょう。

これからの制度改正にも目を向けながら、自分に合った働き方を考えることがより重要になってきそうです。収入と働き方のバランスをどうとるか、今こそ見直したいタイミングかもしれません。

参考資料

村岸 理美