3. 「70歳から老後本番」という人も。70歳代以降に向けての備えを

70歳代でも貯蓄ゼロの世帯があることがわかりました。

貯蓄ゼロで生活はできる場合もあるかもしれませんが、急な怪我や病気など万が一のことを考えると貯蓄もしておきたいところです。

そこで、70歳代以降に向けて今から備えておきましょう。

たとえば生活費の見直しは今日から実践可能です。金額の大きい固定費から見直せば、効率よく支出を削減でき、貯蓄もしやすくなるでしょう。

毎月5万円削減できれば1年で60万円、10年で600万円、20年で1200万円にもなります。

また、厚生労働省「令和7年版 高齢社会白書」によれば、2024年の65歳以上の就業率は以下の通り。

3.1 最新の就業率

  • 65~69歳:54.9%
  • 70~74歳:35.6%
  • 75歳以上:12.2%

いつまで、どのような職種や雇用形態、時間で働き続けるかについては、現役時代から考えておくとよいでしょう。

ただいつまで働き続けられるかは個人差が大きいので、仕事による収入だけでなく、貯蓄とあわせて備えましょう。

今日が一番若い日です。

早く行動すればするほど貯蓄も増やしやすくなるため、できることからまずは情報収集をして実践してみてはいかがでしょうか。

参考資料

宮野 茉莉子